復帰支援プログラムについて

介護の現場で人材が足りない理由として、精神的な疲労から離職をする人が後を絶たないという事実がある。介護の仕事は重労働であり、スケジュールが大変忙しい職場も多い。十分に休息が取れずにいると、体だけでなく精神的な疲労がたまるものだ。すると、うつ病などの精神疾患を発症し、仕事が続けられない事態に陥る。
このような理由からの休息を経て、また介護職で働きたいと考える人のために、復職の道があるのだ。この際、スムーズな復職をサポートする方法として、復帰支援プログラムがある。職場への復帰支援のプログラムでは、メンタルケアを行いながら、職場への復帰を促す。例えば、まず介護の仕事に復帰する前には、働くことができる状態かどうかのチェックを行う。またさらに、無理なく職場へ復帰するためのプランを立てるのだ。加えて、働く職場が見つかった際は、働く本人や上司・同僚を交えて、面談や助言を行う。復職した後も、再発を予防するために、支援のケアを続られるのだ。
復帰支援プログラムのような再発予防のサポートがなければ、本人には働く意欲があったとしても、また職場から離れることになりかねない。介護職にまた戻りたいと考える人も、サポートを受けながら復職できるのであれば心強い。復職者を雇用する側としても、スタッフが長く働いてくれるのはメリットがある。独断で復職を決めるよりも、復帰支援プログラムを受けた方が、良い結果が得られるだろう。

~介護職への復職について~